雨が降りそう、しかし傘は持っていかない

空模様が怪しい

直感が働き、これは降るなと思う

かなりの頻度で当たるのだ

とてもありがたい能力だと思う

しかし、傘を持っていかない

必要になるであろうことはわかっている

軽量の折り畳み傘を持っているし、荷物になるわけでもない

合理的に考えれば、持って行こうぜ一択なのだが、ココロのバランスが閃光のように崩れ、判断力の上に覆いかぶさり、結論を逆に導いていく

あれっ、忘れた、なのではない

持ってきてないんである

それで、帰りに降られるんである

コンビニでビニール傘を買おうか

いや、この値段で天ぷらそば食えるな

濡れて帰る

不思議と後悔がない

やっぱり降るのだな、当たったわと、にやける