天空の城ラピュタとおっさん

天空の城ラピュタ

冒険活劇の名作

宮崎駿の作品で一番好きだ

老若男女のファンがおり、地上波放送のときにはネットでバルス祭で盛り上がるくらい、幅広く知られている

こないだ、年下とラピュタの話になった

ラピュタってええよな〜 おれ宮崎駿のなかで一番好きらて」

「そうですよね、私も好きです」

「映画館で見たときの感動すごかったもんな!」

「えっ!?」

「えっ!?って何?」

「い、いや、そのときもう生まれてたんだなと思って」

・・・・・。

1986年度の劇場公開作品だ

その年下はまだ生まれていないんである

おれはすでに中学生で、この映画すげーっ!!と感動し、当時ラピュタジュースなるのものがコンビニで売っていて、味も分からんとフラップターが描かれていたその瓶を手にレジに向かったんである

公開当時のラピュタを映画館で見たというのは、まごうことなきおっさん感を醸し出すらしく、ツチノコを見るような目つきに変わっていった

この人がおっさんというのは知っていたが、おっさんのなかのおっさんではないか

ラピュタ+映画館で見た=完全無欠のおっさん

という方程式になるようであった

いいのだ、それで

感性豊かな時代に、田舎の映画館の馬鹿でかいスクリーンであの作品を目の当たりにしたことは今でも大きな財産である