妄想が激しすぎて説明書が理解できない

妄想族である

歴史は長く、学生の頃は期末試験を受けているときも、完全に別のことを考えていた

色濃く、長く、妄想する

おっさんになったので試験はもう存在しないが、説明書やマニュアルを意図通りに解釈するのが、めたくそ苦手である

こうしてくださいねと書いてあるのに、変に深読みして別のことをし始める

説明文の行間に創作を挟み込んでいるようなのだ

読んでいるときは、そんな意識はない

目的に早くたどり着きたくて読んでいるわけだから、おれだって素早く的確に理解したいのである

だが、ココロは勝手に作動し始めていて、Aという目的地とは全く違うB、もしくは完全なる新しい解釈のC地点に向かいはじめるのである

あれ、マニュアルに書いてあることと全然違う!

これが、冊子ではなくて、人が相手になると厄介度が増す

店員さんが丁寧に教えてくれているのに、そこでも勝手に妄想力が作動し、あらぬことを実行してしまう

仕事相手だとさらに話はこじれる

Aしてもらえますか?と先方は伝えているのに、B、もしくはDをやり始めるんである

相手の方の固まっている表情が忘れられない

失敗こいた〜と嘆きつつ、夜、シャワーなんぞに入っているときにふと、ああ!あれはこういうことだったのか!という正解にたどり着いたりする

忠実に理解するまで時間をかなり要する

よく今まで生きてこれたなと自分で思う

ぎっりぎりやで!